琳派 400 年記念
箱根で琳派 大公開
箱根の岡田美術館で
琳派 RIMPA展 が始まりました。
琳派の“祖”ともいうべき
本阿弥光悦が、
1615 年に徳川家康から
京都の鷹ケ峰に土地を与えられ、
そこに工房を開設した年から数えて
今年で400 年目。
各地で「琳派」にちなんだ展覧会や
イベントなどが企画されています。
写真TOP:部分_尾形光琳「菊図屏風」 6 曲 1 双 江戸時代
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尾形乾山「色絵竜田川文透彫反鉢」 江戸時代 |
「箱根で琳派大公開 ~岡田美術館の
RIMPAすべて見せます~」展の
オープンに先駆けて、
館内をご案内くださった
小林 忠 館長によれば、
「琳派」とは、尾形光琳の「琳」をとって、
近代になってから名づけられたもの。
光悦と宗達の
書と絵とのコラボが
「琳派」の出発点となりました。
書と絵とのコラボが
「琳派」の出発点となりました。
金地に緑青や群青が映えるあでやかな屏風、
金・銀の下絵と書が競演する和歌巻、
やわらかな水墨の掛軸など、
琳派の作品の数々は、
古来、私たち日本人が美しい自然と
ともにはぐくんできた情感や美意識が
見事に結晶したものなのだとか。
本阿弥光悦、俵屋宗達、
尾形光琳、尾形乾山、
酒井抱一、中村芳中、鈴木其一ら
琳派の系譜の主軸をなす作家を中心に、
近現代の画家の琳派に対する
憧憬を色濃く示した作品を併せ、
約 80 点が
2 期に分けて展示公開される予定です。
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尾形光琳「菊図屏風」 6 曲 1 双 江戸時代 |
菊図屏風(上)
「琳派」の歴史を通じて、
もっとも美しい菊花図の大作として、
非常に評価の高い作品。
花は貝殻で作る胡粉(ごふん)を
盛り上げて描かれているので、
近くで鑑賞すると
とてもよくわかります。
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「琳派」の歴史を通じて、
もっとも美しい菊花図の大作として、
非常に評価の高い作品。
花は貝殻で作る胡粉(ごふん)を
盛り上げて描かれているので、
近くで鑑賞すると
とてもよくわかります。
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尾形光琳「雪松群禽図屏風」江戸時代 |
雪松群禽図屏風(上)
この鴨を題材にした絵は、
俵屋宗達へのオマージュとして
描かれたもの。
中央に描かれた
目元の緑色が特徴的な鴨は、
日本ではあまりお目にかかれない、
「アメリカヒドリ」という鴨。
光琳はこの鴨を
わざわざ中央に据えて
際立たせたのだとか。
小林 忠 館長からは、
雑学的な知識も含め
貴重なお話を
たくさんうかがいました。
中央に描かれた
目元の緑色が特徴的な鴨は、
日本ではあまりお目にかかれない、
「アメリカヒドリ」という鴨。
光琳はこの鴨を
わざわざ中央に据えて
際立たせたのだとか。
小林 忠 館長からは、
雑学的な知識も含め
貴重なお話を
たくさんうかがいました。
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尾形光琳「立雛図」 江戸時代 |
俵屋宗達「明石図」(源氏物語図屏風断簡) 江戸時代前期 |
部分_伊年印「源氏物語屏風」 江戸時代前期 |
伊年印「源氏物語屏風」 江戸時代前期 |
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福井江太郎「風・刻(かぜ・とき)」 2013 |
中庭では、迫力のある
巨大な「風神雷神図」の
壁画を眺めながら
源泉掛け流しの足湯を
楽しめることもできます。
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琳派 400 年記念
「箱根で琳派大公開 ~岡田美術館の
RIMPA すべて見せます~」展
岡田美術館
神奈川県足柄下郡
箱根町小涌谷 493-1
開館時間 9:00~17:00
(入館は 16:30 まで)
会期
第 1 部「京都編 ―宗達・光悦・光琳など―」
2015 年 9 月 5 日(土)〜12 月 15 日(火)
第 2 部「江戸・大坂編 ―抱一・其一・芳中など―」
2015 年 12 月 19 日(土)〜2016 年 3 月 31 日(木)
休館日
2015 年 12 月 16 日(水)〜18 日(金)、
12 月 31 日(水)、2016 年 1 月 1 日(木)
お問合せ
TEL: 0460-87-3931(代表)
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